旅行記|散歩|KakiKakiMom's Travelog

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「赤毛のアン」紀行⑧

7日目 旅路の果て荘!

もう今日はPEIとお別れ、今朝は早立ちなので… 6:00 起床、 6:30 朝食 。 昨日と同じレストランブッフェ。荷物を出しておいて、朝の散歩。
少しでも…とPEIでの時を惜しんでいる。行きたいところがまだ山のように残っているというのに。こういう所に来たいのだったらやっぱり 「自由旅行が出来るだけの英語力が必要だった!」と、今更ながら思いつつ、シャーロットタウンの町並みと海岸にお別れ。
8:15ロビー集合、 8:20 バスで出発。
 9:30シャーロットタウン空港からエアカナダ8842便でハリファックスへの40分の空の旅。
10:10ハリファックスで乗り継ぎ、エアカナダ397便で、トロントへ。所用時間は2時間15分。途中時差1時間。時計を遅らせる。 軽い機内食が出る。
12:15トロント空港到着。 しかし突然の豪雨と雷。機は前の機がつかえていてエプロンに着けず、空港前に足止め状態。  
14:00 長い順番待ちの後、ようやく下りる事が出来たけれど、この遅れはどうなるのかしら?
バスに乗りトロント市内のホテル内の日本食レストラン「銀杏」へ。 
15:00 ここでも待たされた挙げ句、サケ弁当の昼食。お腹もここまでくると空いているのだか空いていないのだか?
そんなことより時間の遅れが非常に気になっている。今日の夕方の自由時間には私たちは大事なこの旅最後のハイライトを予定してあるのだ。
添乗員さんには今朝から、自由時間には「トロントのリバーサイド・ドライブにあるモードのラスト・ハウス「旅路の果て荘」に行く予定です。」 と伝えてあった。
添乗員さんがレストランで行き方を聞いてくれたら、おりよくその「リバーサイド・ドライブの近くに住んでいる。」という従業員がいたので、 場所を確認したら「そんなものは聞いたことがないですよ。探しても見つからないでしょう。」と言われてしまった。
「えっ、せっかく住所も分かっているのに…?」とガッカリしてしまった。けれどそのやり取りを聞いていた川村さんと石部さんの二人連れが (彼女たちは海外赴任経験があって英語に堪能)「そこまで解っているのなら私たちも是非連れて行って欲しいし、 ホテルでもう一回聞いてみましょうよ。」と言いだした。
「ええ、私たちも諦めるつもりはないわ。最初からコンシェルジェで聞いてみようと思っていたの。英語のわかる方が加わってくれて心強いわ。」 と盛り上がって、希望は消えず。
遅い昼食後、トロント見物。まず、CNタワー。CNはカナダの国鉄のこと。案内書には世界一高いタワーとあるけど、今もかな?高さ555・ 33メートル展望デッキまで346メートル。展望台の透明なガラスの床から下を見るのはチョットイケル?入り口で「ムース」?の像が出迎え。 トロントのアイドルらしい。ヘラジカと違う?1Fは大きなギフトショップで、 思いっきりゆっくり見てまわりたいなという気を起こさせるようでもあるけれど、 PEIを去った今トロントで買い物でもないだろうという気もする。
CNタワー   トロントのアイドル
アングッズでは男性軍への土産にはならないけれど、海外旅行へ来させて頂いた以上少なくとも心ばかりのお土産は…とは思うのだけれど。
次はオンタリオ州議事堂。 1886年の建築物を古く見せる為に黒っぽい砂岩を使い、 ロマネスク様式で建てたそうで確かに堂々として見えるけれども、興味を引かれるのはむしろその隣りに見えているトロント大学の建物群。 一番手前がキングスカレッジで、時間があったらゆっくり歩いて回りたいなぁと思わせる。
しかし何しろ時間が…という事でせかせかバタバタ追い立てられるよう。結局何を端折ったのかな? 18:30予定よりたったの? 30分遅れでホテルへ到着。今夜は超大型ホテル、デルタ・チェルシー。広いロビーは人でごった返していて、部屋の鍵を受取ってロビーで解散。 すべての予定が押してきたので夕食も20:00になると言う。飛行機内にとどめおかれた時には時間不足で絶望かと思われたのだけれど、 まだ1間以上余裕はあるし、地図で見たかぎりではタクシーを使えば行けると判断して、石部さんとコンシェルジェへ。
「リバーサイド・ドライブ210のモンゴメリーのラストハウスへ行きたいのだけれど。」と言うと、 すぐ地図に印をつけて道順も説明してくれた。
「タクシーでは?」と聞くと約20分で34~40カナダ$位と言うじゃないの。「なんだ簡単ね、すぐ出ましょう。」という事に!
石井さんと加藤さんも行きたいといいだして総勢6人に膨れ上がって「丁度いいわね、タクシー2台で行きましょう。」と玄関へ出たら、 コンシェルジェの人がいてタクシーに話をつけて説明も引き受けてくれた。
前のタクシーに石部さん、川村さん、石井さん、後のタクシーに私たちと加藤さん。 途中で私たちの車は先の車を追い越してハイウエーへ。 もう一台の車を見失って、なんとなく心細いよ…だから運転手の名前を手帳に控えて(SUNITA GOYAL)アラブ系かしら? タクシー№471―877―TO TAXISと書き取り、地図を見ながら「この河はなんて名前?」とか「あの建物はなんですか?」 とか話し掛けたり。
でもなんてことはなく、すぐに「ここがリバーサイド・ドライブだよ。何番地探すの?」言われて、 気が付くと河沿いの素晴らしい住宅地に滑り込んでいた。
210番地を探してもらってその前で止まると、すぐにもう一台の車も着いて安心した。
何より本当にここへ来れたんだと思うと… 「!」しか心に浮かんでこない!モードが初めて買った自分の家、そして最後の家。
ここがモードの旅路の果てなんだ!
ここで何冊もの作品を書き上げ、ここで亡くなったのだ。私の大好きなあの本たちを書いた人の「旅路の果て荘」。
旅路の果て荘
こげ茶色の石造りの家は落ちついていて、静かで内気そう。 いかにも高級住宅地の様々に意匠を凝らした贅沢な家々が広い道の両側に立ち並んでいる。その道には大木の並木。それぞれに趣を見せる前庭。 この並木道をモードはよく歩いた事だろうし、これらの家から出てくる人と言葉も交わした事だろう。そしてたいていの人が「なんて感じのいい、 ちっとも偉ぶらない人だわ。」と思っていたことでしょう。
皆でこのお宅の前で写真を撮って、気が付いたならこの家の方はなんて思ったでしょうね。慣れているかしら? でもその間も誰もこの前を通らない、森閑とした静かなたたずまいの街。家の後ろに川が見える。まさにリバー・サイド。
旅路の果て荘 旅路の果て荘
「丘の家のジェーン」が最後に見つけたオンタリオ湖を見晴るかすレークサイドの豪邸街のモデルはここね?
これでこの旅は私たちにとって本当に意味の有るものになったのだ。
大満足でホテルに戻り、タクシーにチップを奮発し(と言っても40カナダ$よ!)夕食にもしっかり間に合いました。 夕食はどんなだったか全く覚えていないけれど、ビールを取って皆で乾杯しました。トロントのデルタ・チェルシー・ ホテルの1622号室で興奮し満足しきった二人は最後のカナダの夜を寝につきました…となるはずでしたが…
彼女が風呂に入っている間、なんとはなしに増えた荷物の片付けを始めた私は大慌て!きょろきょろ回りを見回し、 荷物を全部ベッドの上に並べて、一つ一つ袋の中も全部点検… ない!ナイ!無い!汗が出てくる。
「旅路の果て荘」の写真・写真!カメラが無いの!「うそでしょ!」「ホント?」「まさか!」「だって、旅路の果て荘の写真よ!」自問自答・・ ・
最後のトロントに入ってからのフィルムが入ったカメラが…? 今回の旅はデジカメとカメラと両方持って行ったんだけど、 大事なモードの家は使い慣れないデジカメで失敗したらと思って持って行ったカメラが無い!レストランかしら?レストランだといいけど! レストランに見に行ったけど無くて、仕方ない、添乗員さんを呼んで説明。コンシェルジェに問い合わせても、 届いていなかったのでタクシーを探してもらえないか聞いてもらった。「タクシーの色も名前も番号も分かっている…書き留めておいてよかった! 」と思ったけれども、添乗員さんはチョコっと話して「探すのは無理です。」と簡単に言った。
後ろのタクシーだよー
「本当に?このメモ約に立たない?」「白いタクシーは5社も有るそうですよ、無理ですよ。」
「あーぁ、この人は押しがたりないなぁ。私だったらこの5社に電話かけて運転手に置き忘れがないか聞くんだけどなぁ。」と、思ったけれど、 結局は人頼みしかすべの無い人間の弱さよ。
カナダでは会った人、チョットだけ言葉を交わした人、皆笑顔だったから、聞けば出てくるような気もしたんだけれど?
しかたがない、諦めて一緒に行って写真を取った人がいっぱい居たことにに感謝して、皆さんから頂く事にしよう。
とにかく夜も更けた。「だいたいあの人は旅路の果て荘に行く時だって非協力的だったんだよ。それ以上してくれるわけナイジャン。 所詮余所事だよ。あいつは添乗員では成功しないね。」と、相棒は変な風に慰めてくれました。って、そういう問題じゃないよぅ!

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